アシタバから抗ウイルス物質発見 タカラバイオ、ヒトの同様物質と類似
タカラバイオは23日、セリ科植物アシタバから抗ウイルス物質「アシタバディフェンシン」を発見した、と発表した。ヒトの抗ウイルス物質ともタンパク質の構造が似ているという。大阪大学(大阪府吹田市)で26日から始まる第1回食品薬学シンポジウムで報告する。
ディフェンシンは、アミノ酸が連なった抗ウイルス物質で、アシタバの抗糖尿病作用にかかわる「カルコン類化合物」の大量培養の研究中に副次的に発見した。遺伝子解析で、茎や葉の細胞からディフェンシンの発現があり、カビに対する抗菌性物質の放出や加熱処理でその効果がなくなることも確認できたという。
また、アミノ酸配列を調べると、エイズウイルスへの抗ウイルス作用が注目されているヒトのβ型ディフェンシンと似ていることも分かったとしている。
同社は、これまでにアシタバを年間約400トン生産し、飲料品などで応用販売している。バイオインダストリー部は「機能性の研究や培養技術の開発を進めて、売上高約1億円のアシタバ事業をさらに拡張したい」としている。
(京都新聞) - 10月24日10時9分更新
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- at 2006年10月26日
- [バイオテクノロジーニュース][2006年]