ツバキから新物質発見 抗アレルギー効果大
沖縄県と、国の外郭団体・科学技術振興機構(JST)が出資するJST・県地域結集型共同研究事業の関係者が24日県庁で記者会見し、県内でも北部を中心に多く自生するツバキから花粉症やアトピー性皮膚炎など、アレルギーに効果のある物質を発見したと発表した。関係者によるとこの物質は現在、使われている抗アレルギー薬に含まれる物質の約1万倍の効果があるとしている。物質のアレルギーを抑える作用と、炎症を抑制する作用の2つは国際特許を出願している。 事業では県内の1企業がこの効果に着目しツバキ茶などの商品を開発しており、来春の商品化を目指している。
事業は県が出資する第3セクターのトロピカルテクノセンター(TTC)が中核となり、琉球大学や企業などが共同で実施。約3年前からツバキに着目した研究を進めてきた。
ツバキから見つかった新発見の物質は沖縄とツバキの学名カメリアにちなんで「オキカメリアシド」と命名された。
炎症を抑える作用は、炎症の原因となる酵素を阻害。アレルギーを抑える作用は、炎症の原因となるヒスタミンなどがリンパ球細胞の中から出るのを抑制し、体内で炎症を起こすことを防ぐ。
研究統括をしている安元健東北大名誉教授は「地場産業への貢献が目的の事業。新物質なので特許取得の可能性も高い。ツバキを利用した茶の開発は全国でも聞いたことがなく、大きなビジネスチャンスを秘めている」と強調した。
沖縄県:琉球新報より(10/25 9:57)
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- at 2006年11月01日
- [バイオテクノロジーニュース][2006年]