ゲノム推進協25日発足
沖縄タイムス(2009年6月23日)
交流促し競争力向上
ゲノム(全遺伝子情報)解析機器「次世代シーケンサー」などを活用して県内で実施されている先端ゲノム研究で、産学の連携を促すための「沖縄ゲノム研究推進協議会」が20日、発足する。県内外の研究機関やベンチャー企業などの交流促進を図ることで、沖縄地域のゲノム研究の「けん引役」とすることを目的としている。
従来、研究機関や企業の集積拠点形成に向けた基盤整備など、同分野で先行してきた沖縄の競争力をさらに高める取り組みとして注目されそうだ。
協議会は琉球大学と沖縄科学技術振興センターが発起人となり、現在、沖縄工業高等専門学校や沖縄科学技術研究基盤整備機構、トロピカルテクノセンター、沖縄TLOなどに呼び掛けている。
同協議会は運営委員会の下に、研究機関やベンチャー企業などが参加する研究会を設置。ゲノムに関するデータを保有する研究者と情報を求める企業を用意に結び付ける。また、各研究機関が所有する先端機器の情報も得られ、効率性向上や共同研究の促進も期待される。
今後、各種分野の研究会を開催するほか、競争的研究資金を活用した産学共同研究プロジェクトの企画立案なども予定している。
ゲノム研究の拠点づくりをめぐっては、文部科学省が細胞・生命プログラムを解明するために理化学研究所や国立遺伝研究所と連携して取り組んでいるが、文科省ライフサイエンス課は「一つの県でこうした取り組みを実施しているのは沖縄以外に聞いたことがない」と話す。
理化学研究所オミックス基盤研究領域の河合純副領域長も、「将来的には、『沖縄発』として、県外の参加者も含めた取り組みに発展していくのではないか」との見方を示した。
沖縄タイムス2009年6月23日より
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