平成22年度「おきなわ新産業創出投資事業(研究開発支援部門)」採択企業決定!

新産業創出の核となるベンチャー企業等の育成・誘致を図るため、ベンチャー企業への投資やハンズオン支援等を実施する「おきなわ新産業創出投資事業(研究開発支援部門)」について、採択企業が決定したのでお知らせします。
採択交付式は、さる5月28日に沖縄産業支援センターにて開催されました。
採択された企業・プロジェクトは、以下のとおりです。

ジェノミディア(株)(大阪)
「ニードルレス注射器を用いたパンデミックインフルエンザに対する高性能DNAワクチンの開発」
●従来技術であるウイルスワクチンは、感染防御できない課題(性能面の課題)がある上、大量製造に6ヶ月以上かかるという解決すべき課題(製造の迅速性の課題)があり、パンデミックインフルエンザのように突発的に発生し、頻繁に変異しながら急速に流行する致死性の高い感染症に対応することは困難である。
●本事業では改変が簡便で、かつ迅速に大量製造ができ、パンデミックインフルエンザにも適切に対応できると期待されるDNAワクチン技術を利用し、少量の投与で充分な有効性を得られるような技術を確立する。そのために、製造・製剤化技術、投与技術、投与器具の開発を行い、優れた性能をもつDNAワクチンを実用化する。


(株)アースノート(沖縄)
「土壌浄化とバイオエタノール生産のカスケード利用に最適化したソルガム品種の開発」
●植物は土壌から水とともに養分を吸収して生育する。ある種の植物は、重金属濃度が高い汚染された土壌でも生育し、植物体内に重金属を高濃度に蓄積することが知られている。この性質を利用して、土壌に含まれる有害な重金属を植物に吸収させ、汚染された土壌環境を修復することが可能である(ファイトレメディエーション)。ソルガムは、飼料あるいは緑肥としてわが国でも栽培されているイネ科の作物である。茎に糖を蓄積すること、またバイオマスが大きいことから、バイオエタノール生産の原料としても注目されつつある。
●本事業では、ファイトレメディエーションによって毒性の高いカドミウムを土壌から収奪すると同時に、バイオエタノール生産を行うために最適化したソルガム品種を作出する。


(株)フォティーンフォティ技術研究所(東京)
「Webマルウェア検知システムに関する研究開発」
●現在Webサイトの巡回・監視・通報システムでは、1日1万ページの処理能力しかないため、自社ユースには問題はないが、ISPやサーバホスティング業者など大量のウェブページを管理する事業者にとっては機能が不十分である。
●本テーマでは、高速な巡回手法、およびWebマルウェア検出ロジックに関する研究を行い、高精度かつ高速なWebマルウェア検知システムを開発する。具体的には既存システムの100倍程度のパフォーマンスを実現する。


キャッツ(株)(神奈川)
「製品の苦情・問い合わせから欠陥箇所を特定する高度テスト技術に関する研究」
●自動車、デジタル家電、複写機などにかかせない組込みソフトウェアが大規模化しており、このソフトウェアの品質問題が大きな課題となっている。
現在、有効なモデリング手法は、組込みソフトウェアの設計品質向上に一定の効果はあるが、設計段階で想定できない使用方法、使用環境によって製品の欠陥が生じるケースが深刻な問題となっている。
●本事業では、製品ユーザからの苦情・問い合わせから、組込みソフトウェアの欠陥箇所を特定できるテスト技術を研究する。具体的には「想定外モデルの自動生成」、「同モデルからのテストスクリプト、要件モデルの自動生成」である。

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