ソマトメジン(somatomedin)
血液中に存在する細胞成長因子の1種。成長ホルモン(somatotropin)の骨格組織に対する成長作用を仲介(mediate)する作用があることから命名された。ソマトメジンA,ソマトメジンC、インスリン様成長因子Ⅰ、Ⅱなどの数種類のものがある。
- by
- at 18:05
- Trackbacks (0)
血液中に存在する細胞成長因子の1種。成長ホルモン(somatotropin)の骨格組織に対する成長作用を仲介(mediate)する作用があることから命名された。ソマトメジンA,ソマトメジンC、インスリン様成長因子Ⅰ、Ⅱなどの数種類のものがある。
アミノ酸14個からなる小さなペプチドホルモンで脳の視床下部から分泌され、脳下垂体前葉に作用して成長ホルモンの分泌を抑制する働きがある。
水になじまない性質のことで親水性に対する、親油性ともいう。化学的には水酸基、アミノ基、カルボキシル基などのような水分子と親和性のある基を持たない分子が示す性質のことを意味する。
血漿タンパク質の1種プラスミノーゲンを活性化する酵素で、それにより作られたプラスミンは血栓を分解するため、血栓溶解剤、心筋梗塞の治療薬として効果がある。
哺乳動物の細胞はその細胞膜上に、種に共通なものの他に、そのそれぞれの個体に特有な膜タンパク質の一群を持っている。このタンパク質群は進化の過程で非常に変わりやすく、個体それぞれで異なる。
タンパク質やペプチドは、隣接したアミノ酸(L-アミノ酸)の一方のアミノ基(-NH2)と他方のカルボキシル基(-COOH)との間でペプチド結合によりつながっている。このペプチド結合によりつながる鎖を主鎖といい、個々のアミノ酸の性質を示す基を側鎖という。
細胞内でA,B2本のDNAの互いのDNA鎖間で切り接ぎが起こり、交換される現象を”組換え”と呼ぶが、このうち2本のDNAが配列の同じ場所(相同部位)で交換を起こす場合を相同組換えという。
一般的には生物個体や細胞の数が時間経過とともにどのように変化するかを示す曲線のこと。よく使われているのは微生物や培養細胞などが、新しい培地に移されてからどのように増殖するかを示す曲線である。
①DNAとRNAの構成成分のヌクレオチドの有機塩基は常に、アデニン(A)とチミン(T)またはウラシル(U)、およびグアニン(G)とシトシン (C)の間で水素結合により塩基対をつくる。1本のポリヌクレオチド鎖があると、その塩基配列に対してA-T(U)、G-Cの塩基対をつくる相手のヌクレオチドが順番に並び、もとの鎖と対になる新しい鎖ができる。このように、1つの塩基に対して常に決まった相手の塩基が水素結合し、対を作るような性質を相補性という。
②1つの表現形質についての突然変異[例えば、アデニン要求性]を持った2つの染色体DNAが同じ細胞内にあるとき、野生型の性質を示す場合に相補性があるという。1つの表現型は複数の遺伝子によって起こる場合が多い。欠損した遺伝子と野生型の遺伝子とが共存すれば野生型の遺伝子が欠損した遺伝子を補って野生型になる。同一遺伝子が欠損した場合には相補できないので相補性がなく、突然変異型のままである。これは2つの突然変異が同一の遺伝子に由来しているかどうかの判定に重要であり、相補性試験により決まる。
初期胚の1過程で、卵分割が進み、細胞が集まって桑の実のように見える状態。通常、16細胞以上に発育したものをいう。
磁気を感知して磁力線の方向に運動する細菌。
北半球で発見されたものはN極へ遊走する性質をもち、南半球のものはS極へ遊走する。電子顕微鏡による観察で、菌体内に酸化鉄の1種であるマグネタイトの極微小な粒子が鎖状で存在するのが確認できる。
微生物や細胞などが、ある種の化学物質の濃度勾配を感知してその発生源の方向に遊走したり、逆方向へ逃げたりする性質を走化性、または化学走性という。
植物の霜害は葉の組織内で、ある種の細菌(Pseudomanas syringae)などが分泌する蛋白質が核となり氷晶ができることにより起こる。このような細菌を氷核細菌という。アメリカのS.リンドウは Pseudomanas syringaeの氷核タンパク質遺伝子のクローン化に成功し、同時にこの遺伝子を除去した改造細菌により霜害を防止できる可能性を示した。
坑うつ状態と躁状態が交互に繰り返される精神疾患の1つ。抗うつ反応だけを繰り返す患者が多く、”うつ病”とも呼ばれるが、躁うつ病とうつ病は別な病気とする考え方もある。脳内のモノアミン(ノルアドレナリン、セロトニン)の量が、それぞれの症状に関係していると考えられている。また最近、それが遺伝子により制御されていることを報告した研究結果も出されているが、遺伝形式が不明で、発症には環境因子の影響を受ける可能性も大きく、特定の遺伝子と本症との関係を明らかにするには至っていない。