ハイドロキシアパタイト(hydroxyapatite)
塩基性リン酸カルシウム。鉱物としても存在するが、通常は硝酸カルシウムとリン酸ソーダから作られる。水に不溶、白色粉末。
ハイドロキシアパタイトはタンパク質や核酸を吸着する性質があるので、細粒状にしたものがカラムクロマトグラフィー担体としてタンパク質・核酸の精製に利用されている。
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塩基性リン酸カルシウム。鉱物としても存在するが、通常は硝酸カルシウムとリン酸ソーダから作られる。水に不溶、白色粉末。
ハイドロキシアパタイトはタンパク質や核酸を吸着する性質があるので、細粒状にしたものがカラムクロマトグラフィー担体としてタンパク質・核酸の精製に利用されている。
細菌を宿主とするウイルス。単にファージとも略す。
バイオテクノロジーで生産された医薬品。
ヒト・インスリン、ヒト成長ホルモン、インターフェロン、血清アルブミン、ヒト組織プラスミノーゲン活性因子(TPA)など。
ギリシャ語のビオス[生命]とエシィケー[倫理]を組み合わせた用語。生物学、医学、保健、環境などの倫理問題を取り扱う学問分野。「医学や生命科学に関する倫理的問題を、専門分野の枠を超えて相互に協力し合う」という目的をもつ。
バイオテクノロジーとエレクトロニクス[電子工学]を組み合わせた造語。生物の持つ優れた機能を電子工学分野に応用していこうとする研究領域。バイオセンサー、バイオ素子、バイオコンピューターなどがある。
バイオテクノロジーによって作られた成分を配合した化粧品。
ヒアルロン酸など。
生体物質を用いてその機能を利用するか、または脳の機能を模したコンピューター。まだ基礎研究の段階。
広義では生物が作る界面活性剤を示すが、特に微生物細菌体外に分泌・放出する海面活性物質を示す。
酵素や抗体などの生体物質が特定の物質と鋭敏に反応することを利用した探知器。
生体物質がもつ記憶機能(DNAなど)、分子認識機能(酵素、抗体など)、感光機能(ロドプシンなど)、エネルギー変換機能(ミトコンドリアなど)など、優れた機能を合理的に利用することにより、電気的スイッチング機能を有する素子の開発が検討されている。これをバイオ素子という。
生物が持つ遺伝、繁殖、成長、自己制御、物質代謝、情報認識・処理などの機能を人間生活に役立てる“新しい生物利用技術”
バイオテクノロジー[生命工学]とナーサリー[育苗、育床]を結びつけた造語で、バイオテクノロジーを利用した育苗工場を意味する。
人工的に合成した農薬(化学農薬)に対して、生物が生産する物質を農作物の病害虫防除に用いること。
赤キャベツとハクサイの細胞融合によってできた雑種野菜。胚培養でつくられたハクランと区別するためバイオハクランと名づける。
バイオロジカル・ハザード(biological hazard)の略で、“生物災害”の意味。病原微生物の感染により人間が直接または間接に受ける災害のこと。
生体を構成する高分子物質(タンパク質、核酸、糖質、脂質)の総称。
一部の生物が作り出す特別な機能をもつバイオポリマーが注目されており、これらの持つ分子認識能、反応触媒能、情報変換・運搬能、エネルギー変換能、運動能などを模して、機能性高分子を合成することが模索されている。
再生可能な資源を、環境破壊が少ないという利点を生かしてエネルギー源として利用しようというもの。
生殖細胞のことで、多細胞生物では卵子や精子、花粉や胚がこれに当たる。
子宮に着床する直前の初期胚。
雑種第1代(F1)の持つ雑種強勢を利用した多収穫イネ。普通のイネの3~4割増収穫があるといわれる。
純系品種の交配によって得られた雑種第1代(F1)の種子。成長・収量など優れている点が多い。
異種細胞をかけ合わせて作った雑種細胞を一般にハイブリットという。その中で、特定の機能を持った細胞と、生体内または試験管内で無限に増え続ける骨髄腫(ミエローマ)などの腫瘍細胞を、人工的に融合させ作った動物の雑種細胞のこと。
発熱物質、または発熱因子のこと。高等動物の体温調整中枢である視床下部に作用して体温を上昇させる物質のこと。内因性発熱物質の代表はインターロイキシン1(IL1)である。IL1は活性化されたマクロファージから分泌されるタンパク質であって、様々な作用を示すが、その1つが発熱作用である。
外因性発熱物質の代表は内毒素である。グラム陰性細菌の外膜のリポ多糖(LPS)は“内毒素”と呼ばれ、マクロファージを強力に活性化する。活性化されたマクロファージはIL1を分泌するため体温上昇が起こる。このリポ多糖の検出は、カブトガニの血球抽出物が非常に鋭敏にリポ多糖と反応するため、この原理を利用したリムルステスト(LAL)がよく用いられる。
細胞の生存に必須のタンパク質、例えば、RNA合成酵素、エネルギー生成系酵素、リボソームのタンパク質、細胞骨格タンパク質などの遺伝子のことである。細胞の分化に関係なく、どの細胞でも常に発現している遺伝子。
脳の一部にあるメラニンを含有する細胞(黒質)と、神経終末が集まっている線条体の異常により、神経伝達物質の1種であるドーパミンの合成が低下して生じる疾患。運動機能障害を起こす。進行性で放置すると約10年で寝たきりになってしまう難病である。
ブドウ糖2分子がつながったニ糖類で、砂糖の約3分の1の甘味を持つ。デンプンを麦芽のβ-アミラーゼで分解し作られたので麦芽糖という。
細菌を利用して鉱石から金属成分を溶かし出して精製する方法。使用される細菌は硫黄を酸化して硫酸にする硫黄酸化菌、鉄を酸化する鉄酸化菌などがある。しかし、現在の最近の能力では非常に時間がかかるので経済的に引き合わない場合が多い。このため細菌の能力を飛躍的に増強する組換えDNA技術などを使って試みられている。
高度好塩菌(高塩濃度の環境で育成する細菌)であるハロバクテリウムの細胞膜にある色素タンパク質で、光エネルギーを生体エネルギーに変換する機構に関与している。
胚培養により育成した新野菜。ハクサイとキャベツ(カンラン)からできた。
脊椎動物の骨では、常に形成と破壊が行なわれている。骨をつくる骨芽細胞が分化・増殖して骨基質をつくり、骨化が起こると同時に未分化のマクロファージ系の食細胞が融合して多核の巨細胞に分化し、破骨細胞となる。破骨細胞は、余分にできた骨や一時的に作られた骨を破壊し、形を修正するときなどに働いている。この破骨細胞の形成を促進する物質が破骨細胞活性化因子で、T細胞で作られると考えられている。
細胞の密度勾配遠心法に使用する、ポリビニールピロリドン(合成樹脂の1種)の皮膜をつけたシリカの微細粉末。
バクテリオファージを使い、遺伝子がDNAにあって、タンパク質ではないことを証明した画期的な実験。
脳下垂体後葉から分泌されるアミノ酸9個からなるペプチドホルモン。アルギニンを持つものと、リジンを持つものがある。末梢血管の動脈の筋肉を収縮させ、また腎臓での水の再吸収を促進して血圧を上昇させる。その他様々な働きを行なうが、最近は記憶促進作用、鎮痛作用などが注目されている。
細胞形態が桿状(棒状)で、好気性または通性嫌気性(酸素が無くても生育できる)であり、細胞内に胞子(内生胞子)を作り、生育に有機物を必要とする細菌の一群。
生菌はグラム陽性菌が主である。バチルス属菌細菌は大腸菌などのグラム陰細細菌と異なって外膜がなく、アミラーゼやプロテアーゼなどの酵素を菌体外に分泌する性質がある。このため工業的にアミラーゼ生産などに利用されている菌が多く、ある種の菌は抗生物質の生産に用いられている。
昆虫病原細菌の1種。昆虫に対する病原性は、主としてこの細菌が生産する結晶性のタンパク質毒素である。工業的培養が容易であるため、欧米では比較的早くから微生物農薬“
BT剤(バイオ農薬の1種)“として実用化された。細菌BT剤がヒトに有害であるとこが指摘されている。
哺乳類の血液細胞のうち、核と細胞質を備え、形態的機能的に異なったいくつかの細胞種の集合体。
形態を色素による染色性をもとに、好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球に分かれる。正常なヒトの流血中には4500~9000個/mm3の白血球があり、好中球には抗菌性タンパク質を含む特殊な顆粒があり、貪食殺菌作用がある。単球は組織中でマクロファージとなり、リンパ球はT細胞とB細胞に分けられ、免疫に大きく関与する。
DNAにある遺伝情報がメッセンジャーRNA(mRNA)に転写され、タンパク質に翻訳されること。また、そのタンパク質の作用による性質が細胞に現れることまでをいうこともある。
本来はブドウ糖などの炭水化物が解糖系などにより、無酸素的に分解され乳酸やアルコールなどになることを示す。広義では有機化合物が微生物により分解されることをいう。
主として哺乳動物の初期胚に対して行なう実験的操作を、遺伝子工学や細胞工学と対比して“発生工学”という。発生工学の目的は、1つは動物の発生・分化に伴う諸現象の解明および疾患モデル動物を作る事により遺伝病や発育障害などの研究を行うことである。
もう1つは有用動物の作成や動物を利用した有用物質の生産などである。
発生工学における技法は核移植、キメラ動物作成、トランスジェニック動物作成などがある。
単独では免疫応答を起こす能力(免疫原性)を持たないが、抗体との結合力をもつ物質のこと。
虫歯防止用に歯磨きに使う酵素。虫歯とは口腔細菌であるミュータンス菌の酵素が、砂糖から不溶性高分子の多糖(ムタン)を合成し歯垢を作り、その中にミュータンス菌が住み着き、砂糖から酸を作り出し、歯を溶かすことである。そこで原因になるムタン(デキストラン)を分解することが考えられデキストラン分解酵素が開発された。
制限酵素の1つで、下記の6塩基対を認識し、5’側の最初のグアニン(G)とGの間を切断する。バチルス属の1菌株から得られた。
↓ ↓
5’ ・・・・・・GGATCC・・・・・・3’ 3’・・・・・・CCTAGG・・・・・・5’
2本鎖DNAの塩基配列を同じ方向(5’から3’の方向)から見たときに、下にあるように相補鎖が同じ塩基配列になっていること。
5’・・・・・・GAATTC・・・・・・3’
3’・・・・・・CTTAAG・・・・・・5’
原子や分子などの個数または濃度が半分にまで減少する時間のこと。
例えば、放射性同位体元素の場合はこの半減期は元素によって決まっており、秒単位のものから100億年単位のものまである。3H(放射性水素)は10.2年、14C(放射性炭素)は5730年、32P(放射性リン)は14.3日。
微生物の生産する抗菌、抗がん物質である抗生物質の化学的誘導体のこと。
性染色体上の遺伝子により、雌雄の性別と一定の関連を持って行なわれる遺伝形式。アメリカのモルガンにより証明された。
30歳前後で発病し、進行性の神経機能障害を起こす、稀な優性形質の遺伝病。
優性遺伝子病であるため患者の子どもは50%の確立で原因遺伝子を受け継ぎ、発症する。現在有効な治療法はない。
原核生物には少ないが、高等生物のゲノムの多くの部分にある、同じような塩基配列を持ったDNA配列の反復。その機能はまだ未解明である。
2本鎖DNAの複製を説明する概念。
生物の単一の染色体上の遺伝的な並び(DNA配列)のことである。
二倍体生物では、各遺伝子座位にある対立遺伝子のいずれか一方の並びを指す。つまり片親由来の遺伝子の並びがハプロタイプである。
また、同一染色体上で遺伝的に連鎖している多型(SNPsなど)の組合せについてもハプロタイプという呼称が用いられる。
ハプロタイプ情報は疾病や薬剤応答性の遺伝的な要因を調べるのに有用であり、現在、ハプロタイプ情報蓄積のための国際プロジェクト「International HapMap Project」が進行中である。
医薬品の効果や副作用などと遺伝子型との関係を統計学的に解析するために必要な、臨床試料の収集と、匿名化の上保管管理するための体制。
実際には倫理的科学的観点からの妥当性、個人情報保護体制などが審査され承認された上で実施される。
基本的には、参加協力者に対する説明と同意に基づいて自由意志の下で行われる。
すでに国内では2003年から「オーダーメード医療実現化プロジェクト」で30万人のバイオバンク構築が進められており、英国でも50万人規模のバンク構築が開始される。
また、欧米の製薬企業では臨床試験でバイオバンク作りを進め、将来の有害事象発生時に、その原因を明らかにしたり、それを予防するためのバイオマーカーの探索研究に利用される。
生体内の変化を定量的あるいは定性的に計るための指標(マーカー)です。
例えば、肝機能の指標となる血清中のGPT、GOTなど健康診断で検査される血液や尿などに含まれる微量成分がその例です。
バイオマーカーを調べることで、特定の疾病や体の状態、あるいは太り易さ、薬への応答性の違い、病気の予後などを判定でき、新薬の評価や開発にも有用となります。
これまでは、生化学的なバイオマーカーが中心でしたが、近年の科学技術の進歩は、今まで困難だった新たなバイオマーカーの発見を可能にしています。
ゲノム解析技術の進歩が、SNPをバイオマーカーとして活用可能なものとしつつあります。
【成分】
アントシアニン
【疾患】
動脈硬化
【エビデンス】
ハイビスカスの抽出物は、動脈硬化に関わる悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の酸化を抑制する。
In vitroでの実験から、ハイビスカスのアントシアニンはLDLコレステロールの酸化、アポリポタンパク質B(ApoB)の断片化を防いだり、フリーラジカルの除去作用を有することが示唆。
【出典】 Hibiscus anthocyanins-rich extract inhibited LDL oxidation and oxLDL-mediated macrophages apoptosis. Food Chem Toxicol. 2006 Jul;44(7):1015-23. Epub 2006 Feb 13.
人間の健康状態を定量的に把握するための科学的な指標
細菌を宿主とするウイルス。単にファージとも言う。