ヘマトポルフィリン(hematoporphyrin)
チトクロームc(微生物や高等生物の細胞にある酸化還元酵素)などに含まれるポルフィリンの1種。鉄イオンと結合して細胞内で酸化還元酵素の作用を行う。
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チトクロームc(微生物や高等生物の細胞にある酸化還元酵素)などに含まれるポルフィリンの1種。鉄イオンと結合して細胞内で酸化還元酵素の作用を行う。
HBウイルスの感染により起こる肝臓の病気。
塩基性リン酸カルシウム。鉱物としても存在するが、通常は硝酸カルシウムとリン酸ソーダから作られる。水に不溶、白色粉末。
ハイドロキシアパタイトはタンパク質や核酸を吸着する性質があるので、細粒状にしたものがカラムクロマトグラフィー担体としてタンパク質・核酸の精製に利用されている。
キイロショウジョウバエで発見された形態形成、体節形成に関わる遺伝子群。昆虫類は多くの体節からできているが、体節数や、各体節がどのように分化するかを決定している遺伝子群がある。これらの遺伝子には”ホメオボックス”という共通の塩基配列がある。ホメオボックスは約200塩基対の配列をもち遺伝子間での相同性が高い。このようなホメオボックスの相同配列は、キイロショウジョウバエに限らず、両棲類、鳥類、哺乳類、ヒトのゲノムにも存在することが判明し、体節化遺伝子は広く生命体の発生、分化に関与し、体のパターンを決定しているものであると考えられる。
水になじまない性質のことで親水性に対する、親油性ともいう。化学的には水酸基、アミノ基、カルボキシル基などのような水分子と親和性のある基を持たない分子が示す性質のことを意味する。
哺乳動物の細胞はその細胞膜上に、種に共通なものの他に、そのそれぞれの個体に特有な膜タンパク質の一群を持っている。このタンパク質群は進化の過程で非常に変わりやすく、個体それぞれで異なる。
細胞内でA,B2本のDNAの互いのDNA鎖間で切り接ぎが起こり、交換される現象を”組換え”と呼ぶが、このうち2本のDNAが配列の同じ場所(相同部位)で交換を起こす場合を相同組換えという。
赤血球は細胞表面に種々の物質と結合する場所を持っている。大きく分けるとウイルスやレクチンなどの細胞凝集素が結合する場所(受容体)と抗体が結合する場所(抗原決定基)で、どちらの場合にも、それらの物質が結合して赤血球同士の間で橋渡しをした結果、赤血球が凝集を起こす。このうちの抗体を除く化学物質を赤血球凝集素という。
代謝産物として水素ガスを発生させる細菌。一般的に腸内細菌群の菌は、糖の発酵でできたピルビン酸の分解によって炭酸ガスと水素とを発生する。
ある分子の水素原子と近くにある分子中の結合に関与していない電子との間に生じる力。イオン間の静電気引力ほど強くなく、ファンデルワールス力よりは強い。多くの物質の性質を決める重要な力。
農業で利用される除草剤は、作物に対しては害が少なく、雑草に対しては強い殺草性を持つことが必要である。従って、農作物は何らかの形で除草剤耐性を持つことが望まれる。
組換えDNA実験で、組換えDNA分子を移入される生細胞を宿主といい、宿主に外来DNAを運ぶDNAをベクターという。この宿主とベクターとの組合せを宿主-ベクター系といい、大腸菌K12株(Escherichia coil K12)を宿主とするEK系、酵母(Saccharomyces cerevisiae)を宿主とするSC系、枯草菌(Bacillus subtilis)を宿主とするBS系が、我が国の組換えNA実験指針で使用が認められている。
細胞を通常より数度高い温度に急にさらしたときに、合成が誘導される一群のタンパク質。
生体高分子物質が熱によって構造や性質が変化を起こすこと。性質変化の中で特に、本来持っていた作用がなくなることを熱失活(heat inactivation)という。
雑種第1代(F1)の持つ雑種強勢を利用した多収穫イネ。普通のイネの3~4割増収穫があるといわれる。
純系品種の交配によって得られた雑種第1代(F1)の種子。成長・収量など優れている点が多い。
異種細胞をかけ合わせて作った雑種細胞を一般にハイブリットという。その中で、特定の機能を持った細胞と、生体内または試験管内で無限に増え続ける骨髄腫(ミエローマ)などの腫瘍細胞を、人工的に融合させ作った動物の雑種細胞のこと。
細胞の生存に必須のタンパク質、例えば、RNA合成酵素、エネルギー生成系酵素、リボソームのタンパク質、細胞骨格タンパク質などの遺伝子のことである。細胞の分化に関係なく、どの細胞でも常に発現している遺伝子。
バクテリオファージを使い、遺伝子がDNAにあって、タンパク質ではないことを証明した画期的な実験。
単独では免疫応答を起こす能力(免疫原性)を持たないが、抗体との結合力をもつ物質のこと。
原子や分子などの個数または濃度が半分にまで減少する時間のこと。
例えば、放射性同位体元素の場合はこの半減期は元素によって決まっており、秒単位のものから100億年単位のものまである。3H(放射性水素)は10.2年、14C(放射性炭素)は5730年、32P(放射性リン)は14.3日。
30歳前後で発病し、進行性の神経機能障害を起こす、稀な優性形質の遺伝病。
優性遺伝子病であるため患者の子どもは50%の確立で原因遺伝子を受け継ぎ、発症する。現在有効な治療法はない。
真核生物細胞の核内で、DNAと重量比1:1で結合しているDNA結合タンパク質。
アデニン(A)のアミノ基が水酸基に置き換わったもの。
これにリボースとリン酸がついたものが調味料の原料として使用されるイノシン酸である。
1952年に初めて確立されたヒト由来細胞株。子宮頸がん由来の上皮様細胞。
細胞の融合などで、1つの細胞内に遺伝的に異なる核が融合せずに共存して、増殖している状態の細胞や胞子のこと。同じ核が共存する場合はホモカリオンという。共存する核数が一定しない場合と、2つの異なった核が常にペアになって増殖する場合とがある。後者を特に平衡型へテロカリオンという。
異質染色質。高等生物のクロマチンは細胞分裂時に強く凝縮し、顕微鏡で見えるような染色体を形成し、分裂後に再び脱凝縮してクロマチンに戻る。このとき、クロマチンの特定部分は凝縮したままになっている。これをヘテロクロマチンといい、一般的には転写について不活性であり、反復DNA配列が多い。
空気中の微粒子を濾し取る装置の中で、高性能のもの。
血漿中のアンチトロンビン(血液凝固を阻止する因子)と結合し、活性を促進する物質。
D-グルコサミンとL-イズロン酸を主成分とするムコ多糖体で、硫酸基を多く持つ。ヘパリンには血液凝固阻害作用のほかに、毛細管内皮細胞表面にあるリポタンパク質リパーゼ(脂肪分解酵素)を放出する活性があり、脂血清澄活性剤として利用されている。
チトクロームc(微生物や高等生物の細胞にある酸化還元酵素)などに含まれるポルフェリンの1種。鉄イオンと結合して細胞内で酸化還元酵素の作用を行う。
へミセルロースを分解する酵素。へミセルロースとは、陸上植物細胞の細胞壁を構成する多糖類のうち、セルローズとペクチン以外のものである。
4個のピロール分子が環状につながった化合物であるポルフェリンに鉄イオンが結合したものをヘムといい、このヘムとタンパク質が結合したもののこと。
酸素分子を運搬するタンパク質の総称。血色素。一般的にはグロビンというタンパク質に、2価の鉄イオンを持ったポルフェリンであるヘムが結合した、ヘムタンパク質である。
らせん構造
動物に感染する、代表的な大型2本鎖DNAウイルス。疱疹(皮膚疾患の1種で小豆状の水泡ができる)という意味。
恒常性。生物が変化の多い外界と密接な関係を持ちながら、自己の内部環境を一定に保つこと。
細胞融合した細胞内に、複数の遺伝的に同じ核が融合せずに共存している状態、同種核共存体ともいう。ホモカリオン内にあるものは、核融合を起こして単核細胞になる。共存する核が遺伝的に異なる場合をヘテロカリオンという。
相同性。核酸の塩基配列やタンパク質のアミノ酸配列などの1次構造がある領域にわたって同じか、非常に類似している場合に、その部分をホモロジーのある領域(相同的領域)という。
個体内外の情報に対応して個体内の特定細胞から分泌され、体液を介して標的となる細胞にその情報を伝達し、個体の正常な活動を維持する物質。
酵素にはタンパク質部分だけでは十分な酵素活性を示さず、補酵素の助けが必要なものがある。この場合、活性のないタンパク質だけをアポ酵素、補酵素と結合して活性を示すようになったものをホロ酵素という。
生物の単一の染色体上の遺伝的な並び(DNA配列)のことである。
二倍体生物では、各遺伝子座位にある対立遺伝子のいずれか一方の並びを指す。つまり片親由来の遺伝子の並びがハプロタイプである。
また、同一染色体上で遺伝的に連鎖している多型(SNPsなど)の組合せについてもハプロタイプという呼称が用いられる。
ハプロタイプ情報は疾病や薬剤応答性の遺伝的な要因を調べるのに有用であり、現在、ハプロタイプ情報蓄積のための国際プロジェクト「International HapMap Project」が進行中である。