乳酸菌(lactic acid bacteria)

糖を分解して乳酸を生成することによりエネルギーを得る細菌の総称。明確な定義はなく、ラクトバチルス属(Lacto-bacillus)、ビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)等を示す。病原性のある菌は含まれない。

(株)先端医学生物科学研究所 より

乳糖(lactose)

D‐ガラクトースとD‐グルコースが結合した二糖類の1つ。哺乳類(鯨を除く)の乳汁に含まれる。

(株)先端医学生物科学研究所 より

白血球(leucocyte)

哺乳類の血液細胞のうち、核と細胞質を備え、形態的機能的に異なったいくつかの細胞種の集合体。
形態を色素による染色性をもとに、好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球に分かれる。正常なヒトの流血中には4500~9000個/mm3の白血球があり、好中球には抗菌性タンパク質を含む特殊な顆粒があり、貪食殺菌作用がある。単球は組織中でマクロファージとなり、リンパ球はT細胞とB細胞に分けられ、免疫に大きく関与する。

(株)先端医学生物科学研究所 より

溶菌酵素(lytic enzyme)

微生物の細胞壁を分解し菌を溶かす酵素の総称。

(株)先端医学生物科学研究所 より

ラクトースオペロン(lactose operon)

ラクトース(乳糖)の分解に関与する一連の遺伝子群で、ラクトース・リプレッサーとオペレーターによって制御される転写単位。

(株)先端医学生物科学研究所 より

ランゲルハンス島(Langerhans’ islet)

哺乳動物の膵臓に散在する内分泌腺細胞のかたまり

(株)先端医学生物科学研究所 より

リガンド(ligand)

もともとは無機化学で、金属錯化合物の中心金属に結合している原子団(配位子)のことを示す。

現在ではタンパク質に結合する物質、例えば酵素の基質、補酵素、細胞膜などに存在する受容体に結合するホルモン、神経伝達物質、レクチンなどのこともレガンドという。

(株)先端医学生物科学研究所 より

リグニン分解酵素(lignase)

植物骨格構成成分の1つで木材中の20~30%を占めるリグニンを分解する酵素。セルロースやヘミセルロースには作用せず、製紙用のセルロースを抽出するパルプ製造に用いる事が検討されている。

(株)先端医学生物科学研究所 より

リケナーゼ(lichenase)

ビールを濾過しやすくする酵素。多糖の1種であるリケナンのβ-グルカン結合を切断するためリケナーゼという。

ビール中のβ-グルカンを分解すると、ビールの粘度が下がり、濾過しやすくなる。渋みや品質の低下を防止することができ、ライトビールの醸造に用いられる。

(株)先端医学生物科学研究所 より

リゾチーム(lysozyme)

溶菌酵素の1種。
ペニシリンの発見者であるフレミングが鼻汁、唾液、涙、卵白などに細菌を溶解する活性があることを見出した。

細菌の細胞壁を構成するペプチドグリカンは長いアミノ糖の鎖を短いペプチドの鎖が架橋した構造である。この糖の鎖を分解して切断する酵素が、一般的に「リゾチーム」と呼ばれている。

(株)先端医学生物科学研究所 より

リノール酸(linoleic acid)

2重結合を2ヶ所もつ炭素数18の不飽和脂肪酸。

動物は体内でこれを合成できず、必須脂肪酸として食物から摂取する。ヒト血清中では総脂肪酸の5%を占め、コレステロールエステル画分の主要脂肪酸である。動脈硬化症の予防に有効で、血清コレステロール値を低下させる作用をもつ。

(株)先端医学生物科学研究所 より

リノレン酸(linolenic acid)

2重結合を3ヶ所もつ炭素数18の不飽和脂肪酸。
2重結合の位置の違いによりα-リノレン酸とβ-リノレン酸に分けられる。

α-リノレン酸はほとんど全ての光合成性原核生物細胞、緑藻、高等植物の葉緑体膜に含まれる。動物はこれを合成できず、必須脂肪酸として植物から摂取する。

(株)先端医学生物科学研究所 より

リポキシゲナーゼ(lipoxygenase)

アラキドン酸やこれに類似した不飽和脂肪酸(二重結合をもつ脂肪酸)に作用し酸素分子を用いてその2重結合箇所に酸素原子をつける酵素の1種。

(株)先端医学生物科学研究所 より

リポタンパク質(lipoprotein)

生体内に広く分布するタンパク質と脂質の複合体

(株)先端医学生物科学研究所 より

リンパ球(lymphocyte)

骨髄幹細胞から分化し、リンパ系組織(リンパ節、脾臓、胸腺、骨髄、リンパ管)や血液中に存在する8~12μmの細胞。T細胞、B細胞、その他に分類される

(株)先端医学生物科学研究所 より

リンホカイン(lymphokine)

リンパ球が抗原やマイトジェン(細胞分裂誘起物質)で刺激されて分泌するたんぱく質の1群、多彩な生理活性を示す。

(株)先端医学生物科学研究所 より

リンホトキシン(lymphotoxin)

リンホカインの一種。細胞障害性T細胞が標的細胞を攻撃するために分泌するタンパク質。

(株)先端医学生物科学研究所 より

ルシフェラーゼ(luciferase)

ホタルなどに見られる生物発光を触媒する酵素の総称。遺伝子導入の際に、どこで発現しているかを特定する標識として利用されている。

(株)先端医学生物科学研究所 より

レクチン(lectin)

動物、植物、細菌が生産する動植物細胞を凝集させる物質の総称。

主に植物の種子から見いだされたタンパク質で、動物細胞などの細胞膜にある糖脂質の特定糖や糖配列を認識してこれと結合するが、結合部位が複数あるため細胞間架橋構造で、細胞凝縮を起こす。

(株)先端医学生物科学研究所 より

レッシュ・ナイハン症候群(Lesch-Nyhan syndrome)

1964年、ナイハンとレッシュ(米)によって発見された遺伝子病、小児高尿酸血症ともいう。

この病気はヒポリサンチン・グアニン・ホスホリボシル・トランスフェラーゼ(HGPRT)という酵素を合成する遺伝子の欠損が原因で、中枢神経の異常が生じ、知能障害、運動障害を起こす。また、同症候群は男子にだけ現れる伴性劣性遺伝病である。

(株)先端医学生物科学研究所 より

リポソーム(liposome)

「リポ」は脂質を表し、脂質人工膜の粒子。リン脂質、コレステロール等で作られる。

(株)先端医学生物科学研究所 より