モノクロナール抗体(monoclonal antibody)
1種類のB細胞は1種類の抗体しか作らない。
通常抗体は抗原の種々の部位に対して作られる多数の抗原の混合物であるが、モノクロナール抗体は抗原の特定の部位に反応する抗体。この性質を利用して抗体に毒素や抗ガン剤を結合させガン細胞を殺傷させる治療の試みが行われている。
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1種類のB細胞は1種類の抗体しか作らない。
通常抗体は抗原の種々の部位に対して作られる多数の抗原の混合物であるが、モノクロナール抗体は抗原の特定の部位に反応する抗体。この性質を利用して抗体に毒素や抗ガン剤を結合させガン細胞を殺傷させる治療の試みが行われている。
マクサムとギルバードが開発した、特定の塩基の部分で、DNAを切断する化学物質
を利用するシーケンシングの方法。
抗原の特定の部位に反応する均一な抗体。モノクローナル抗体ともいう。通常の抗原の免疫によって得られる抗体は、抗原の種々の部位に対して作られる多数の抗体の混合物(ポリクローン抗体)である。
微生物などが作用の異なる複数の抗菌剤に対して耐性になっている場合のこと。
微生物の代謝過程を人工的に制御して、目的の物質を大量に効率よく生産する発酵技術。
代謝活動が異常に働いたり、低下したりすること。生命体のさまざまな代謝過程は複雑に関係し、お互いに制御しあって恒常性の維持(ホメオスタシス)を行う。
ある代謝系に異常が起こると、これを直そうとする力が働く。この機能を超えた異常が起こった場合疾病となる。
生命体が外部からエネルギー源を摂取して生命エネルギーにかえ、外部から摂取した物質を自己の生体成分にし、不要物を外部に放出する基本的な生命活動。新陳代謝。
初期胚の1過程で、卵分割が進み、細胞が集まって桑の実のように見える状態。通常、16細胞以上に発育したものをいう。
磁気を感知して磁力線の方向に運動する細菌。
北半球で発見されたものはN極へ遊走する性質をもち、南半球のものはS極へ遊走する。電子顕微鏡による観察で、菌体内に酸化鉄の1種であるマグネタイトの極微小な粒子が鎖状で存在するのが確認できる。
遺伝子DNAに何らかの変化が起こると、それにより遺伝形質が変化すること。
ブドウ糖2分子がつながったニ糖類で、砂糖の約3分の1の甘味を持つ。デンプンを麦芽のβ-アミラーゼで分解し作られたので麦芽糖という。
真核生物の細胞に広く存在する、チューブリンというタンパク質が集まった長い直径約25nmの管状構造をもつ。微小管の役割は細胞骨格を形成して細胞の形を決める、細胞膜を運動させる、細胞分裂時に染色体の移動など細胞内の運動を司るなど、多岐にわたる。
アレルギーを起こすヒスタミン、セロトニンなどの化学伝達物質を生産する細胞。
生理活性をもつ医薬品などの開発で、分子構造的知見を取り入れより効果的なものを合成しようとすること。これは近年、各種生理活性物質の化学構造、立体構造が決定され、その分子構造と生理活性の相関性が次第に明らかになってきたためである。
生体内反応は、タンパク質や酵素が相手の分子を正確に認識し、特定の分子との間でのみ行われる。これを分子認識という。分子認識には、関与する分子構造、特に高次構造が重要となる。
一定の大きさの分子を捕まえ、それより大きい分子とふるい分けること、またそのような作用を持つ物質の総称。デキストラン、ポリアクリルアミド、アガロースゲルなど。
初期胚操作、受精卵操作などを行うときに用いる微動操作装置。
細菌の1属、主に哺乳動物、鳥類の病原体となる。人工培地での純粋培養が可能な最小の微生物で、大きさは0.13~0.25μmで通常の細菌の10分の1である。細胞壁がなく一定の形状をとらない。
マイコプラズマは細胞壁を持たないため、ペニシリンなどの抗生物質は効かず、この菌による肺炎治療は注意が必要である。
細胞分裂誘起物質
細胞膜や小胞体膜などの生体膜を構成するタンパク質。膜タンパク質は細胞質と外界を結ぶ重要な役割を果たす。例えば、外界から栄養分を取り込む輸送タンパク質(transport protein)、細胞内のイオン濃度を調整するイオンポンプとして働く酵素などがある。また、ホルモン等の情報分子をその細胞外に出ている特定の部分に結合させ、その情報を細胞内に伝達する受容体も膜タンパク質である。
生物の生体防御機構の主たる細胞。直径が約15~20μmの単核細胞で、細胞内に各種の分解酵素を多量にもち微生物などの異物を貪食し消化する。骨髄にある多能性骨髄幹細胞から分化したのもで、肝臓、肺、リンパ節などに存在するが、その前は血液中の単球である。
高等動物では異物貪食の他に、免疫系でT細胞に対し抗原を提示する抗原提示細胞として働いている。
γ-インターフェロン、マクロファージコロニー形成刺激因子(M-CSF)、顆粒球・マクロファージコロニー形成刺激因子(GM-CSF)、マクロファージ遊走阻止因子(MIF)などを総称してマクロファージ活性化因子という。これらは、骨髄幹細胞のマクロファージへの分化の促進や、ガン細胞や細菌に対するマクロファージの細胞障害性を増強する作用をもつタンパク質である。
神経細胞の軸索を取り囲む層状の膜であるミエリン(髄鞘)に局在するタンパク質で、中枢ミエリンタンパク質の3分の1を占める。
高等動物の筋肉などに存在する血色素(ヘモグロビン)と似たタンパク質、分子量がヘモグロビンの4分の1でヘム(ポリフェリンに鉄イオンが結合したもの)を1分子持っている。酸素分子との親和性が強く、組織での酸素貯蔵を行う。
単クローン抗体(抗原の特定の部位に反応する抗体)を利用したガン治療法。特定のガン細胞を抗原としそれに特異的に反応する単クローン抗体に抗がん剤などを結合させ目的のガン細胞だけを狙い撃ちにする治療法。
コロイド状分散状態の一種で、溶液中の溶質がある濃度以上になると集まって存在すること。1つの分子中に親水性と疎水性の部分があり、両性溶媒性の化合物は界面活性剤として働くが、高濃度になると水中でミセルを作りやすい。この場合、親水基が外側で水と接し、疎水基は内側となる球状、または膜状の構造をとる。
細胞膜などの生体膜はリン脂質、ステロイド、膜タンパク質を主成分としており、ミセルを作りやすく、大抵脂質2重膜構造(2分子のリン脂質が向き合って、外側が親水性で内側が疎水性となった膜状構造)である。このような生体膜が生体から分離された場合、2重膜は球状になる。これを“リポソーム”という。リポソームは内部に水溶性物質を閉じ込める性質があるためドラックデリバリーシステムに利用されている。
真核生物細胞の細胞小器官の1つ。TCA回路と電気伝達系をもち、細胞の生化学的エネルギーを生産する中心的な器官、糖質の酸化によるエネルギーを用いて、アデノシン三リン酸(ATP)などを合成する。
1細胞あたり100~2000個程度あり、1層の外膜がひだ状に折りたたまれ、複雑な構造の内膜を包んでいる。また、ミトコンドリアには固有のミトコンドリアDNA、リポソーム、転移RNAなどがあり、半独立の増殖系をなしているこのことからミトコンドリアは、ある種の好気性細菌の寄生によるものではないかと考えられている。
小染色体。組換えDNA実験で使うベクターの1種。
小細胞。細胞が分裂するとき、ゲノムDNAは娘細胞に均等に分配されるが、大腸菌のある種の突然変異株は均等分配機能を欠損しているため、この菌株の分裂に際しゲノムDNAを持たない細胞質のみの小型の細胞ができる。これをミニセルという。
ある種の麹菌が培養液に分泌する糖タンパク質の1種。
免疫増強作用をもつ細菌細胞壁関連ペプチド。
細胞質に存在し、カドミウム、水銀、亜鉛、銅、銀などの金属イオンが存在した場合、合成が誘導されるタンパク質。脊椎動物、植物、貝類、細菌にあり重金属の解毒・中和に関与していると考えられてきた。しかし、最近では生体に必須な亜鉛などの金属の体内分布に関与していると考えられている。
酸素のない状態で、特殊な細菌であるメタン細菌(methanogen)が成育し、有機物が分解されメタンが発生する現象。メタン細菌は、主に独立栄養の偏性嫌気生細菌で、古細菌に属し自然界に広く分布している。
3,5-ジヒドロキシ-3-メチル吉草酸。コレステロールなどのステロイド、ビタミンA 、植物ホルモンの生合成の鍵を握る前駆物質として重要な役割を果たす。
代謝活動に関する酵素には、本来の基質と全く異なった化合物が酵素の活性部位以外に結合することにより、酵素活性が変化するものがある。このような酵素をアロステリック酵素といい、これに結合してその酵素活性を調節する化合物をモジュレーターという。
マクロファージや単核球が生成する白血球活性化因子。
リンパ球の生産するリンホカインとあわせて“サイトカイン”と呼ぶ。最近は物質として確認された場合、“インターロイキシン”と表すようになった。
遺伝学的方法で定められた、染色体の上での遺伝子間の距離を表す単位。
生殖細胞ができる減数分裂1回当たり、相同染色体間に平均1回の交叉が起こる距離を1モルガンとし、その1/100を1センチモルガン(cM)とする。1cMは約1000キロベースペア(1000kbp、100万塩基対)に相当するといわれている。
植物の雄性器官である花粉や胚囊に異常があるために、受粉・受精・種子形成がおこなわれず不稔となる場合のこと。雄性不稔が起こる原因は病気・環境不良による場合と遺伝的な場合があるが、育種学では遺伝的原因によるものを雄性不稔という。
メッセンジャーRNA。分子量5万~50万。
DNAの遺伝情報をアミノ酸配列に転換する媒体となる。MRNAの3塩基分が1個のアミノ酸に対応する。
マキサムとギルバードが開発した方法。特定の塩基の部分で、DNAを切断する化学物質
を利用するシーケンシングの方法。