TFF

Tangential Flow Filtrationの略で、クロスフロー濾過ともいわれ、膜面に平行に原液を流し、膜より小さな物(主に液体)は濾過液として排出され、結果的に原液が濃縮される。一般的に行なわれる濾過は、デッドエンド濾過又は押し込み濾過と呼ばれる。

(株)先端医学生物科学研究所 より

TATAボックス(TATA box)

真核生物の細胞でRNA合成酵素によって転写される遺伝子の、転写開始位置から25~35塩基対上流にあるDNAの共通的な配列。チミン(T)とアデニン (A)からなり、T・A・T・A・A/T・A・A/T となっているので、この名前がついた。この配列はRNA合成酵素によるメッセンジャーRNA合成開始点を決める役割を担っているとされている。

(株)先端医学生物科学研究所 より

チロシンキナーゼ(tyrosine kinase)

タンパク質リン酸化酵素。特定のタンパク質のアミノ酸の側鎖のうち、チロシンの水酸基にリン酸基を結合させる。

(株)先端医学生物科学研究所 より

チロキシン(thyrosine kinase)

甲状腺ホルモンのこと。甲状腺にあるチログロブリンというタンパク質分子中のチロシンがヨード化され、生成したヨードチロシンが2分子結合してできる、ヨードを4原子持った化合物。サイロキシンともいう。

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チミン(thymine : Thy)

主としてDNAに含まれるピリミジン塩基の1つ。DNAの2重らせんではアデニンと2個の水素結合により相補的塩基対をつくる。塩基配列ではTと表す。

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チミンダイマー(thymine dimer)

チミンの2量体。DNAに紫外線照射を行なうと、隣接するチミン間で化学結合が起こり2量体(分子が2個重合したもの)が形成される。このためDNAや RNAの合成異常がおこり、細胞は死滅する。この現象は初めチミンダイマーの発見により確認されたが、シトシンとの間にも結合が行なわれ、ピリミジンダイマーといわれる。細胞はこのピリミジンダイマーを元に戻したり(光回復)、障害のあるDNA部分を除去し修復する機能を持っている。しかし、遺伝病の1つである色素性乾皮症では除去修復機能が遺伝的に欠損している。

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チミジンキナーゼ(thymidine kinase : TK)

チミジン(チミンのデオキシヌクレオシド)をリン酸化してDNAの構成成分であるチミジル酸(T)を合成する酵素。DNA合成調節因子として重要な役割を担う。

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チオプロリン(thioprolin)

アミノ酸の1種プロリンの誘導体。タラちり食に多く含まれ、発ガン物質の生成を抑制する効果があることが国立ガンセンター研究所の研究で明らかになった。

(株)先端医学生物科学研究所 より

ターミネーター(terminator)

メッセンジャーRNAの転写を終結させるDNA配列のこと。RNA合成酵素はこの配列のところにくるとDNAからはずれる。

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ターミナルトランスフェラーゼ(terminal nucleotidyl transferase)

DNAの3’末端に、鋳型に依存せずにデオキシリボースを持ったヌクレオチドを長く連結させる酵素。リンパ球系の細胞にあり、抗体分子の多様化に何らかの働きをしている可能性があると考えられている。

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タバコモザイクウイルス(tobacoo mosaic virus : TMV)

タバコやトマトに見られるタバコモザイク病の病原ウイルス。TMVは細長い棒状で、約2300個の外被タンパク質分子がらせん状に並んで表面を覆っており、その中にウイルス遺伝子(1本鎖RNA)がらせん状に埋め込まれている。この遺伝子は全長6400塩基で4種類のタンパク質をコードしている。

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ターナー症候群(Turner’s syndrome)

X染色体(性染色体)の2個のうち1個が欠損、または一部が欠失したり、染色体構成の正常な細胞と異常な細胞が混在している染色体異常症の1種。XO症候群、卵巣形成不全症ともいう。女性だけに起こり、低身長、無月経が主症状。卵巣は発育不全を示す

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耐熱性酵素(thermostable enzyme)

タンパク質の3次構造(立体構造)が高温でも壊れにくく、酵素活性を保持している酵素。

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組織プラスミノーゲン活性化因子(tissue plasminogen activator : TPA)

血漿タンパク質の1種プラスミノーゲンを活性化する酵素で、それにより作られたプラスミンは血栓を分解するため、血栓溶解剤、心筋梗塞の治療薬として効果がある。

(株)先端医学生物科学研究所 より

全形成能(totipotency)

発生分化のごく初期の細胞は分裂して1人前の個体になる能力を持っている。これを”全形成能”または”分化全能性”という。動物の場合、受精卵にはもちろん全形成能はあるが、発生のある段階以後になるとその能力は失われてしまう。一般に哺乳動物ではその時期は遅い。一方、植物では、細胞に分裂する能力が残っている限り全形成能はあると考えられ、葉と根の細胞1個を培養し、分裂増殖したカルスあるいは不定胚を経て植物個体を分化再生させる事ができる。

(株)先端医学生物科学研究所 より

腫瘍増殖因子(transforming growth factor : TGF)

培養正常細胞を可逆的に腫瘍細胞のような形態にし、増殖させるタンパク質因子。細胞がウイルスなどでガン化したとき、腫瘍増殖因子の遺伝子の発現が起こり、細胞外に分泌される。分泌された因子はこれに対する受容体を持った細胞に結合し、その細胞に腫瘍と同じような増殖を起させる。特にこの因子を分泌するガン細胞にその受容体があり、そのためガン細胞が無限増殖をするようになるのではないかと推定されている。

(株)先端医学生物科学研究所 より

終止コード(termination code)

終結コドン、ナンセンスコードなどといわれる。リボソーム上でメッセンジャーRNAの情報に従ってタンパク質生合成がなされるとき、構造遺伝子の終結を示す信号となる遺伝暗号。UAA,UAG,UGAの3種類があり、これに対応するアミノ酸が存在しないので、そのコードがあるとそこでタンパク質生合成が終結する。

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T細胞(T-cell , T-lymphosyte)

免疫担当細胞の1種。骨髄で骨髄幹細胞から分化した前駆細胞が胸腺に入り、そこで成熟した後、末梢の特定リンパ組織に分布する。B細胞とは異なり、抗体を生産する機能は持っていないが、抗原と反応してさまざまな機能を発揮する。T細胞には抗体産出を補助するヘルパーT細胞、逆に抑制するサプレッサーT細胞、リンホカインなどを分泌して遅延型アレルギーを起こすエフェクターT細胞、直接標的細胞にとりついてこれを破壊するキラーT細胞がある。

(株)先端医学生物科学研究所 より

T細胞受容体(T-cell receptor)

T細胞(Tリンパ球)表面にあって、抗原を認識し結合するタンパク質。

(株)先端医学生物科学研究所 より

T細胞増殖因子(T-cell growth factor : TCGF)

活性化されたT細胞が分泌するリンフォカインの1種。”インターロイキシン2(IL2)”とも呼ばれる。抗原やマイトジェンで刺激を受けたT細胞にはこの因子に対する受容体が出現し、この因子と結合して、そのT細胞が増殖するようになる。

(株)先端医学生物科学研究所 より

TCA回路(TCA cycle)

細胞内で解糖系の代謝産物が酸素のある条件下、酵素反応によって完全に炭酸ガスと水に酸化される、エネルギー代謝の最も重要な経路。これにより得られた化学エネルギーは、酸化的リン酸化によって生体エネルギーの担い手であるアデノシン三リン酸(ATP)の形で蓄えられる。トリ(T)カルボン(C)酸(A) 回路の略。“クエン酸回路”ともいう。
真核生物ではこの回路はミトコンドリアにある。TCA回路はエネルギー生産効率が非常に高い。また分解系であるだけでなく、アミノ酸などの生合成の元となる。例えば、2-オキソグルタール酸からはグルタミン酸が、オキザロ酸からはアスパラギン酸ができる。

(株)先端医学生物科学研究所 より

テラトカルシノーマ(teratocarcinoma)

生殖細胞が単為生殖を起こしたときにできる多分化能をもつ細胞が幹細胞となり、継続して保持されている悪性腫瘍。

(株)先端医学生物科学研究所 より

転移RNA(transfer RNA : tRNA)

メッセンジャーRNA(mRNA)に転写された遺伝情報に従って、対応するアミノ酸をつなぐために働くRNA。20種のアミノ酸それぞれに対応するRNAが1種類以上ある。

(株)先端医学生物科学研究所 より

転座(translocation)

染色体の一部が同じ染色体の別の場所、または他の染色体に位置を変える染色体異常の1種。特に、異なった染色体間で転座が起こるときには、お互いの間で染色体の一部の交換(相互転座)が起こることが多い。

(株)先端医学生物科学研究所 より

転写(transcription)

DNAの塩基配列やメッセンジャーRNA(mRNA)や転移RNAなどの塩基配列を写しかえる過程。

(株)先端医学生物科学研究所 より

転写調節(tasnscriotional control)

DNA上の塩基配列として蓄えられた遺伝情報をもとに、タンパク質が生合成される過程では、それぞれの段階で生合成の速度が調節されている。

(株)先端医学生物科学研究所 より

トキソイド(toxoid)

病原菌などが作り出すタンパク質毒素を、その抗原性が失われない程度に無毒化したもの。トキソイドは体内に入っても毒性は示さないが、毒素に対する免疫グロブリン(抗体)を生産させる力をもっている。

(株)先端医学生物科学研究所 より

トランスフェクション(transfection)

① 形質転換の1種。裸のバクテリオファージのDNA(RNA)を受容菌に感染させ、バクテリオファージを増殖させること。
② 動物の組織培養細胞に直接DNAを導入する方法。

(株)先端医学生物科学研究所 より

トランスフェリン(transferring)

2原子の鉄イオンと結合して細胞へ鉄イオンを運搬するタンパク質。鉄イオンはそのままでは細胞膜を通過しない、トランスフェリンは肝臓で合成されて血液中に入り、鉄イオンと結合して細胞膜上にあるトランスフェリン受容体に結合し、鉄イオンを細胞に運ぶ。

(株)先端医学生物科学研究所 より

トランスポゾン(transposon)

ある染色体から他の染色体へ移動(転位、transposition)する遺伝子単位で、転位性遺伝要素(movable genetic element : MGE)の1つ。

(株)先端医学生物科学研究所 より

トリプシン(trypsin)

高等生物の消化酵素、プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)

(株)先端医学生物科学研究所 より

トリプシンインヒビター(trypsin inhibitor)

トリプシン阻害剤。消化酵素であるトリプシンやプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)の酵素活性を阻害する物質の総称。

(株)先端医学生物科学研究所 より

トロンボポイエチン(thrombopoietin : TSF)

血小板生産刺激因子。巨核球コロニー刺激因子(MEG-CSF)とも呼ばれる。

(株)先端医学生物科学研究所 より

翻訳(translation)

DNAの遺伝子情報をもとにタンパク質が作られる過程のうち、メッセンジャーRNA(mRNA)の塩基配列を、読み始めの位置から3塩基ずつの区切りで1つのアミノ酸を指定し、アミノ酸を指定し、アミノ酸の配列としてつないでいくタンパク質合成過程。翻訳は細胞質内のリポソーム上で行われる。

(株)先端医学生物科学研究所 より

末端反復配列(terminal repeat sequence, terminal redundancy)

バクテリオファージやウイルスの直線状ゲノムの両端に並ぶ同一または酷似した塩基配列のこと。
特にレトロウイルスのRNAの両端には特徴的な繰り返し配列があり“LTR”(long terminal repeat sequence)と呼ばれる。

(株)先端医学生物科学研究所 より

トキシコゲノミクス Toxicogenomics

開発中の新規医薬品の有効性/安全性を臨床試験に入る前に正確に予測出来ると、従来の動物実験を減らすことができ、速く、確実に低コストで医薬品の研究開発を進めることが可能となります。

ヒトのゲノム情報を用いてそのような医薬品の応答性に関する研究を進める手法が、開発医薬品を絞り込む際の手法として主流となっております。

ゲノム解析により、副作用を予測するトキシコゲノミクスの手法が進歩すれば、製薬企業にとっては医薬品の開発リスクが減り、研究開発の成功確立が格段に向上します。また、投与後の副作用が低減できます。

株式会社ハプロファーマより

テーラーメイド医療 Tailor-made healthcare

遺伝子レベルでの個人の体質の違いを把握したうえで行う予防や治療。

テーラーメイド(tailor-made)とは、「個々の体に合うように仕立てられた」ことに由来します。
従来の医療は、万人向けに同じ薬を疾患の種類や程度に応じて処方てきました。
人によっては薬の効き目や副作用の出やすさに違いがありました。
ヒトゲノム(人間の全遺伝子情報)の研究が急速に進むにつれ、個人の遺伝情報の違いからその人の体質を予測して、最も適切な治療を行うことが今後の医療の主流となってゆきます。
テーラーメイド医療により、より安全に、副作用が少なく、効果の高い治療が可能になり医療費が効率的に使用されます。また、個人の遺伝情報の違いに基づくバイオマーカーを調べることで、病気になりやすい体質を事前に把握し、高血圧や糖尿病などの生活習慣病などの予防や早期治療を行うことが可能になります。

個人の遺伝情報をその特徴ごとに分類したり、どの遺伝子が疾患と関わっているか、遺伝子の働きを特定したりすることについては、すでに欧米大手製薬企業を中心にがその研究にしのぎを削っている状況です。

株式会社ハプロファーマより

力価(titer)

薬剤、毒素、抗体などの溶液の効力を表す価。

(株)先端医学生物科学研究所 より

ターゲティング(targeting)

キャリアや薬物に、生体内において標的部位に指向する性質をもたせ、選択的な輸送を行わせること。生体の異物処理機構などの生体が自然な状態で備えている機能を利用する受動的ターゲティングと、より積極的に特別な工夫をすることにより標的指向化を図る能動的ターゲティングがある。

(株)先端医学生物科学研究所 より

tRNA(transfer RNA)

転移RNA、分子量3万。
mRNAに転写された遺伝情報に従い、対応するアミノ酸つなぐ働きをもつ。20種類以上のアミノ酸それぞれに対応するtRNAが1種類以上ある。

(株)先端医学生物科学研究所 より

好熱性細菌(thermophilic bacteria)

通常55℃以上で生育できる細菌の事。

(株)先端医学生物科学研究所 より

翻訳(translation)

DNAの遺伝情報をもとにタンパク質が作られる過程のうち、メッセンジャーRNA(mRNA)の塩基配列を、読み始めの位置から3塩基ずつの区切りで1つのアミノ酸を指定しアミノ酸の配列としてつないでタンパク質生合成の過程を言う。翻訳は細胞質中のリボソーム(ribosome)で行なわれる。

(株)先端医学生物科学研究所 より

形質転換(transformation)

微生物に遺伝的に異なる別のDNAお移入して、遺伝的な変化を起こさせる事。

抗生物質が存在すると増殖できない細菌に、抗生剤を壊す酵素を作る遺伝子を持ったプラスミドを入れると、細菌は抗生剤の入った環境(培地)でも増殖できるのでプラスミドを取り込んだ細菌だけを選択する事ができる。

(株)先端医学生物科学研究所 より