事業化に向けての課題及び今後の取り組み
(1)今後の生産化・販売化の戦略及び課題
ハイメックシステムの普及が、即ち栽培資材の販売に繋がります。
今後沖縄地区を6分割してキーマンに試験栽培をしていただきます。すでに4名のキーマンが試験を実施しています。成功すれば1名あたり数ヘクタールの普及が見込める実力者です。
また、当社独自での栽培も検討しております。沖縄には遊休ハウスもありこれらを活用することを考えています。また、JA等の関係も友好利に推移しており、事業化はスムーズに移行できるものと考えています。
(2)今後の生産化・販売化のスケジュール
本事業でハイメックという新しい栽培方法を開発できました。
これによって、弊社が取り扱う商品は、①ハイメックフイルム、②揚水布、③ハイメックベッド、④制御装置の4つに大別できます。また、自社農園の運営を始めたことで、青果物販売も開始します。
販売のスケジュールは、今年4月より本格的なハイメックシステムの普及を開始するとともに、自社農園での青果物販売に向けて高糖度トマトの生産を始めました。
ハイメック普及のための各資材商品は、すでにそれぞれ他社に委託し商品化し、数社から受注を受けています。自社農園での青果物出荷販売は、今年5月予定しています。
(3)今後の生産化・販売化の体制、生産拠点
本年3月より沖縄事業部事務所を開設し、4月からの本格販売に備えました。委託生産している商品である栽培資材もすでに揃っています。
メビオール株式会社 沖縄事業部事務所所在地
〒901-0502 沖縄県島尻郡八重瀬町大頓1154-1 1F
5月から高糖度トマトの出荷販売を予定している自社農園は、糸満市米須にあります。販売先は、JAおきなわ、サンエー、みどり食品を予定しています。
(4)沖縄への波及効果
①地元企業及び学術機関との連携
現在、南部農業改良普及センターの主導で、JAおきなわ豊見城支店と豊見城市役所の協力を得て、高糖度トマトの産地形成を目指しています。豊見城市は、沖縄県下で最もトマトの生産が多い地区であり、ハイメックの普及、すなわち資材販売が大きく見込まれます。
また、近年は、全国的にも異業種からの農業参入が盛んで、沖縄県も例外ではありません。沖縄県内の大手企業数社からもハイメックの本格導入及び試験栽培の要請を受けています。
研究開発におきましては、ハイメックシステムを台風の被害が大きい離島でも導入を容易にするための研究を行っています。具体的には、離島の空き工場や倉庫等の台風に強い施設を利用し、野菜生産を可能にするためハイメック技術と光学技術の組み合わせを琉球大学工学部の先生と共同研究を始めます。また、他の研究機関と、ハイメックと植物栽培に有効な培地との組み合わせ試験も予定しています。
②雇用実績及び雇用予定
沖縄事業部開設に伴い、2名の事務員を採用いたしました。また、システムの配置図を作成し、見積書を作成する担当者を1名採用いたしました。
糸満市の自社農園では、専任社員を1名採用し、さらに定植時と収穫時のパートを採用する予定です。
その他、各地からの研修生を受け入れています。栽培技術と営農ノウハウを学んで頂いており、沖縄県の農業振興、さらには、農業後継者の育成と新規就農者の増加により、県内の就労率の向上に貢献したいと考えています。
③生産・販売による売上予測
ハイメックシステムの普及、すなわち資材販売の売上計画は、平19年度で3億円、平成20年度で5億円、平成21年度に8億円を計画しています。
青果物販売につきましては、高糖度トマト、ミニトマト、イタリアントマトを中心に、平成19年度12百万円を予定しています。
④その他波及効果
ハイメックシステム資材を県内の業者に製造していただくと、より産業にも貢献できると思います。
現在は、発泡ポリスチロール製の栽培ベッド等は、沖縄樹脂化学工業㈱に製造を委託しています。また、施設栽培に不可欠な園芸用ビニールハウスは、沖阪産業㈱に依頼しています。今後は、給液装置や各種制御装置の製造を県内の企業に依頼しようと思っています。トレサビリティの管理や、セキュウリティシステム、栽培の遠隔操作等を開発できれば、IT産業とも連携ができると考えます
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- at 2007年06月08日