事業化へ向けての課題
サイクロデキストラン(CI)の事業化にとっての問題点は、まず、CI が新規物質であることから産業的にその利用例が全くなく、市場に対してその知名度が低い点である。次に、CIの食品への添加利用について、その加工時の問題点などがいくつか出てきている。これらは、CIが新規な素材でありノウハウの蓄積が無いためで、試作・分析・検討にやや時間を要する。さらに、CI plusを使った製品化を考えた場合、その機能、すなわち間接的な虫歯予防機能を謳う場合の表示の問題がある。健康強調表示に関しては制限を受けることになり、ユーザー企業に対して具体的な商品コンセプトを提案するのに困難な面があった。必要な対応としては、まず、機能性について十分なデータをユーザーに示す必要があり、これまでのin vitroにおける種々の試験データの他に、特にin vivoにおけるエビデンスの取得が必要であったため、ヒトおよび動物での効果試験を実施し、エビデンスの構築を図り、併せて、CIの認知度向上を図るために、ホームページ開設、学会発表、ユーザー企業への広報等に努めた。
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- at 2009年06月16日