今後の取組み
今後、CI plusを添加した製品として、主に口中菓子、チョコレート菓子、幼児用菓子あるいは介護食などの製品開発を検討して行くが、自社での開発には限界があり、引き続き、より多くのユーザー企業に対し、サンプルワークとプレゼンを通じて、それぞれの分野での利用方法について検討を依頼しながら、素材としてのCI plusの販売につなげて行く。なお、これらのユーザー企業が試作したCI添加製品の付着抑制評価試験(in vitro)を当社にて行い、その効果の確認を行いながら、商品の使用形態ごとに適切なCI濃度となるよう製品設計に協力して行く考えである。
一方、包接材としてのCI の需要については、将来的には食品や医薬品などに多くの用途が見込め有望と思われるが、供給のためには、高分子CI(CI-10)の高効率生産技術の確立すなわち、CI-10高生産菌株の育種改良および高度精製分取技術開発が必要である。これまでに、菌株については育種改良によりある程度酵素活性を向上させたが、実用化レベルの菌株の取得までに至っていない。しかし、デキストラナーゼの活性が弱く、CI-10を優先的に生産する特性を持つ株を取得したので、今後、この株の実用化へ向けた育種改良を継続して行く。
また、最近、抗生物質耐性付与により、タンパク合成能が向上することが発見されたが、これをCI生産菌の育種に応用する研究が始まっており、既にこれらの三重変異の導入により、CI合成酵素生産活性が実用株の10倍程度に上昇したことを確認した。また、
種々の包接機能の効率的解明のためには、専門的機関または企業を中心に進めることが求められるが、十分なサンプル量提供のためにも、高分子CIの高効率生産技術の早期開発が求められている。
- by
- at 2009年06月16日