バイオテクノロジー辞典

パイロジェン(pyrogen)

発熱物質、または発熱因子のこと。高等動物の体温調整中枢である視床下部に作用して体温を上昇させる物質のこと。内因性発熱物質の代表はインターロイキシン1(IL1)である。IL1は活性化されたマクロファージから分泌されるタンパク質であって、様々な作用を示すが、その1つが発熱作用である。
外因性発熱物質の代表は内毒素である。グラム陰性細菌の外膜のリポ多糖(LPS)は“内毒素”と呼ばれ、マクロファージを強力に活性化する。活性化されたマクロファージはIL1を分泌するため体温上昇が起こる。このリポ多糖の検出は、カブトガニの血球抽出物が非常に鋭敏にリポ多糖と反応するため、この原理を利用したリムルステスト(LAL)がよく用いられる。

株式会社AMBiSより

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