バイオテクノロジー辞典

全形成能(totipotency)

発生分化のごく初期の細胞は分裂して1人前の個体になる能力を持っている。これを“全形成能”または“分化全能性”という。動物の場合、受精卵にはもちろん全形成能はあるが、発生のある段階以後になるとその能力は失われてしまう。一般に哺乳動物ではその時期は遅い。一方、植物では、細胞に分裂する能力が残っている限り全形成能はあると考えられ、葉と根の細胞1個を培養し、分裂増殖したカルスあるいは不定胚を経て植物個体を分化再生させる事ができる。

株式会社AMBiSより

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